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自己紹介 かつて、株式会社かんぽう(政府刊行物大阪サービスステーション)で、商業性がないため出版できなかった良質の著作物を、事前に予約購読者を募り、著者・出版社双方のリスクを軽くして出版しようと試みました。出版された図書は、政府刊行物の販売ルートで書店に卸し、その動き次第で企画出版に切り替えるという方式です。サンケイ新聞を始め、各新聞社が「おもしろい」と言って記事として取り上げてくれました。おかげで「オーダーメイド出版」という名称で、出版活動も軌道に乗りかけておりましたが、私の定年退職と共に、㈱かんぽうでは、出版業務は停止もしくは休止されるに至りました。
特殊な出版システムなため、担当者が一人で何から何まで動かないとコスト割れしてしまうという現実があり、後継者を育てることが出来なかったのが、その大きな原因です。 そのほかにも、初版発行部数が品切れになった本でも、その後の本の動きが読めず増刷に踏み切れないという経緯がありました。このため一度は発行されても将来に出版物を残すことが出来ませんでした。

それが、幸い、最近になって電子出版が騒がれ出し、デジタル・データであれば、品切れすることもなく読者に提供できるという状況が起こってきました。 こうなってくると、著者が様々な思いで産み出した著作物を、永く残し伝えていくことが可能となってきたのです。また、出版された「本」と「未知の読者」とのつながりを作り出すことが出来る、そんな可能性さえ見えてきました。今、60歳を過ぎて、この新たな世界にチャレンジしてみたく、pabooというプラットフォームを借りて、僕が「面白い」と思った出版物を紹介していこうと考えています。もちろん、著者の了解が取れたものに限られますが……。
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