状態 | 完成 |
---|---|
最終更新日 | 2013年03月30日 |
ページ数 | PDF:4ページ |
ダウンロード | PDF形式でダウンロード EPUB形式でダウンロード |
Kindleで読む | New ※要設定 設定方法はこちら |
不思議でならなかった。バアチャンはなんで、あんなにいろいろなことを忘れるんだろう。
そして私が高校に上がったときのこと。夜中にバアチャンの部屋をのぞくと、ぬめぬめとした石榴色の何かがバアチャンの頭にはりついて、ちゅうちゅうと吸っている。あまりの気味の悪さに、私は戦慄した。これは夢?
翌朝のバアチャンは、少女時代に戻ったかのようなことを言う。惚け具合が、ますますひどくなっている。あのぬめぬめした石榴色の正体は、いったい…