状態 | 執筆中 |
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最終更新日 | 2013年03月26日 |
ページ数 | PDF:6ページ |
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70年もの昔、寒村の農家の古箪笥の抽斗に転がっていた古いハーモニカ。たわむれにそれを吹いて、およそ曲にならず抛り出したまま、年月は経た。当時の小学校では、まともな音楽教育などなく、もちろん楽譜の読み方などただの一度も教えられることもなかった。たまたま筆者は、ハーモニカを上手に吹奏する友人に刺激されてその練習を試みたのだった。そして、教えてくれる人も、手引き書もない、全くの我流・独学でなんとか曲らしきものを吹けるようになった。このような出発点からまともな結果が生まれるはずはないのだが、周囲に音楽を解する人がいなかったのが幸い(?)して、近辺ではハーモニカ奏者と評判されるにいたる。いつの間にか、その評判に尾鰭がついて一人歩きを始めたため、筆者は悲喜劇の主人公となる。
私とハーモニカ |
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