状態 | 完成 |
---|---|
最終更新日 | 2012年11月23日 |
ページ数 | PDF:5ページ |
ダウンロード | PDF形式でダウンロード EPUB形式でダウンロード |
Kindleで読む | New ※要設定 設定方法はこちら |
私は、もともと教師になるつもりはなかった。小中学生時代、教師たちにいじめられていたので、どんな職業についても、教師にだけはなるまいと思っていた。それが、病気になって、就職した会社を首になり、失業していたとき、当時高校教師だった母にすすめられて、中学校の教師になった。
学校では、子供たちが授業中、わいわいとうるさくしゃべり、私語を交わし、教師である私の説明を聞いてくれない。うるさくて、授業が成り立たない。そして子供たちは「先生の教え方が悪いのだ」と言う。親たちも、他の教師たちも、私が悪いと非難する。私はどうしていいのか、わからなかった。指導力の不足はどう補えばいいのか、当時の私にはわからなかった。そして、それがわかった頃、私はまた病気になって学校を去らなければならなかった。
中学校教師時代 |