宗教は数多に存在し、人々の救いとなっている。 しかしそれらは互いに相容れないことが多く、特に原理主義者たちにおいては人殺しを正当化する理由にもなり得る。 だが、それらの人々が人の心を持たないかと言われればきっとそんなことはないはずだ。仲間や家族を愛し、信仰心を持たない者たちよりもずっと同胞との結びつきが強いはずなのだ。 優しさと、弱さと、信念によって人間たちは罪を犯す。きっと、これからも。 2011年の作品。原稿用紙4枚ほどです。