別館のブログにて完結した物語を再編。―――――――――――――――――人間が感じる恐怖という感情。世界は実に多彩な恐怖に満ちている。ワタシがこれからお話しする<恐怖>は、全くの創作物であり、そしてそれは、ワタシの感じる<ワタシの恐怖>であり、数多くある中のほんの一部です。。。<アナタにとっての恐怖>ではありません。しかし、ワタシと同じ「もの」に<怖いと感じる人>にとっては、<ワタシの恐怖>でもあり、<アナタの恐怖>でもある。―――――――子供の頃から好きになれない生き物・・・蝶や蛾の幼虫・・・毛虫にまつわる話。それは「ワタシ或いはアナタ」が寝ているとき、不意に足元がむずむずして、はっと飛び起き、まるで「キモチがわるい」あの「蟲」が「ワタシ或いはアナタ」の足を這ったような感覚。。。しかし、それは「タダの勘違い」錯覚に過ぎなかったことはすぐに確認できる。これは「ボク」が体験した。。。あの夜の妄想、或いは夢なのか、それとも「ボク」の頭の中に、何者かが働きかけてそのような「恐怖」を植えつけたのか。。。ワタシがボクであったことを結びつける一つの因果「ボク」はただ、身を震わす思いで、それに耐えなければならなかった。