実物のない複製の複製、起源のない引用の引用 PARTⅠ


著: 星野廉

実物のない複製の複製、起源のない引用の引用 PARTⅠ

著:星野廉
状態 執筆中
最終更新日 2023年07月19日 1年以内
ページ数 PDF:320ページ
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内容紹介

PARTⅠ。「移す・移る」の代わりに「映す・映る」と「写す・写る」を用いる。薄くて厚いもの(たとえば言葉や影や面)を利用する。リアリティに実体は要らない。以上のテーマについて書いた文章を集めました。文章は新しい順に並べてあります。それぞれが別の日にnoteに投稿したものなので重複が多々見られますが、ご容赦ください。

目次
本物「感」と本物「っぽさ」こそがリアリティ
心が壊れないために何かに何かを見てしまう
薄いけど厚いというギャグは猫に通じるのか
身をかわして相手を制する
連想でつなぐ、まつ
音を見る、模様を聞く
よむ、読む、訓む
目くばせしあう音(連想でつなぐ)
影の文法
「たったひとつ」「たったひとり」に抗おうとする身振り
解くのではなく溶ける
言葉の向こうに見える、言葉、現実、まぼろし
素描、描写、写生
小説をまばらにまだらに読む
文字や文章や書物を眺める
言葉が世界を見えなくするとき
影の精度を向上させる
「ない」を「ある」に変える魔法
影に影を見る
何かに似ている世界、「何か」のない「似ている」だけの世界
起源のない反復、手本のない模倣
世界は「ある」というよりも「似ている」
イメージのイメージ、イメージをイメージする
仮象、化象
美しいって、何が?
現象、現像
つながる、かさなる、ふるえる