西日本にカバラ由来の精妙な幾何学図形が描かれている。いったい誰が何の目的でそのようなものを設定したのか。
日本の黎明期、カバラを携えた人々が渡来し、平安の国を建てようとした。
歴史は皮肉にも人々の意図を歪曲したが、預言は遺って、現代に成就の時を迎えようとしている。
これはフィクションである。
よって預言解釈につき、たとえ将来この通りに事態が進んだとしても、何ら信頼性を物語るものではない。
また、歴史解釈につき、これを証左する発見がなされたとしても、同様である。
原題「古代日本にカバラが来ていた」1995年刊行図書の復刻版です。
前置き |
目次 |
はじめに |
第一章 封印された地上絵 |
第一章 封印された地上絵 |
(1)幾何学的に配置された古代祭祀霊場 |
畿内の聖数比の直角三角形 |
祭祀霊場の配置にみる距離規格 |
元伊勢と出雲は2緯度長構図のカナメ |
祭祀霊場を布石した方法 |
エジプト起源の驚異的な天文知識 |
(2)隠れていたカバラの祭祀曼陀羅 |
カバラとは何か |
浮かび上がる畿内の生命の木の図式 |
畿内の生命の木マンダラの効用 |
古代地図「ヤタノカラス」 |
(3)日本に来たユダヤの民 |
苛酷な新天地でのエルサレムの創造 |
エゼキエルの影響下の遺物、習俗 |
ユダヤ人渡来に関する諸論 |
カバラ祭祀を担った天狗、先修験者 |
第二章 古事記と超古代史 |
第二章 古事記と超古代史 |
(1)シュメールの良識 |
古代卓越文明をもたらしたもの |
(2)オリエント知識の伝承 |
知識存続の情報工学的手法 |
古事記には何が書かれているか |
(3)古事記の科学知識 |
古事記の伝える科学知識(宇宙論) |
古事記の伝える科学知識(地質学) |
(4)失われた超文明 |
一つ前の時代の終焉、超古代核戦争 |
超古代ハルマゲドンの様相 |
(5)大変災 |
科学力は自然の暴乱に勝る |
天体の衝突が招いた太陽消失 |
(6)死からの再生 |
古代の死と再生観 |
第三章 渡来前秘史 |
第三章 渡来前秘史 |
(1)古代陰謀幻想 |
霊的進化のための神の計画 |
神の計画推進者の登場 |
(2)オリエント秘史 |
シュメール文化とともに浸潤した神官層 |
神官に逆らった王とバビロンの末路 |
バビロンからの解放 |
(3)東洋での展開 |
秦への浸潤 |
日本への流入と倭人の動き |
第四章 カバラに誘われた日本の古代史 |
第四章 カバラに誘われた日本古代史 |
(1)日本最初の革命 |
神武天皇東征の舞台裏 |
古代日本は異邦人のるつぼ |
物部氏はフリーメーソンか? |
物部氏の所作らしい遺物と隠蔽工作 |
大和朝廷成立の経緯 |
日継ぎの役割は大和に引き継がれた |
(2)贖われた秘儀成就 |
飛鳥時代、古代政道はゆらいだ |
大化の改新は古代政道の改革を意味する |
ニニギ預言の成就 |
ユダヤ結集政策の顛末 |
(3)寄道的雑考 |
卑弥呼と大和朝廷の関係を推理する |
日の巫女の制度、鬼道とカバラ祭祀の類似 |
鬼道はカバラ祭祀の変化形 |
異端の民を救った宗教改革者 |
酒呑童子もカバラ行者 |
秦、藤原と菅公の影にカバラ |
(4)最後の成就に向けて |
第五章 現代への預言 |
第五章 現代への預言 |
(1)預言書古事記はかく語りき |
預言の終結に向けて |
空白を埋める黙示録 |
預言を超克するには |
読者に贈る究極のメルヘン |
後置き |
あとがき |
付録 選定地と距離計算結果 |
[参考文献] |
表紙カバー裏面 |
奥付 |
奥付 |