僕は会社のバーベキュー大会で同僚の奈津と急接近して、付き合うようになる。付き合い始めてからの二人は順調で、夏の花火を楽しみにしている。花火大会当日、朝目覚めると僕の体調に異変が生じており、体を自由に動かすことすらままならない状態であった。
それでも必死に僕は、花火を心待ちにしている奈津のもとへ向かう。
僕の体調は悪くなる一方で、やがて仕事もままならない状態へ。
しかし、僕はクリスマスの日に奈津にプロポーズする。
結婚することにより、やがて体調が元に戻り、幸せな未来が待っていると信じたからである。
結婚式が近づくにつれ、僕に芽生える「不安」な気持ち。
それは、7年前の元カノの死がどうしても僕を解放してくれないためである。
僕は結婚式直前で奈津と別れる決意をする。
僕に付きまとう「グレーな空」。この呪縛から僕は抜け出したいと渇望するが、そこから容易に抜け出すことはできない。
| あらすじ |
| 目次 |
| 第一章 |
| 第二章 |
| 第三章 |
| 第四章 |
| 第五章 |
| 第六章 |
| 第七章 |
| 第八章 |
| 著者紹介 |
| 奥付 |
| 奥付 |