ぼくはねずみの夢太郎

ぼくはねずみの夢太郎

販売価格:165円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2016年05月09日
ページ数 PDF:25ページ
内容紹介

緒川あいみのナンセンスへなちょこ短編小説だ!

(原稿用紙90枚ほど)

あらすじ

大正15年、九月の昼下がり。
味取観音堂を出て、雲水として托鉢をしていた種田山頭火、大阪の山合いの村落にて、施しでいただいたおにぎりをうっかり落としてしまう。
おにぎりはころころころと転がって、ねずみたちの住む穴の中。
長老は齧りかけのおにぎりを見るなり、これは高名な詩人さまのおにぎりだと言う。
さらには、子ねずみの夢太郎に、そのおにぎりを持ち主にお返しするよう命じる。
かくして夢太郎、客人として滞在していた金鳥大明神の妖術で人間の姿になり、まだ見ぬ詩人におにぎりを届ける旅に出る。
しかしその頃、地上は桃太郎や夢先案内人らによって時空が歪んだ世界になっていた。
ひょんなことから桃太郎一行のお供となり、富士山頂でご来光を目の当たりにし、銀河鉄道に乗って秋葉原に行き、国会前の脱原発デモに参加し、めくるめく冒険の旅が夢太郎を誘う。
はたして夢太郎は山頭火におにぎりを届けることができるのか?
最終決戦の地は、夢と魔法の国!
どうなることやら、はじまりはじまり。

目次
壱幕 旅立ち
弐幕 桃太郎一味
参幕 峠茶屋
四幕 富士山頂
伍幕 官邸前
六幕 夢先案内人
七幕 夢と魔法の国
八幕 大団円
後日談
おくづけ