アランと共に(Ⅱ)

アランと共に(Ⅱ)

状態 完成
最終更新日 2015年06月05日
ページ数 PDF:103ページ
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内容紹介

本書は、『幸福論』の哲学者アランがフランスの地方紙「ルアン新聞(La Dépêche de Rouen et de Normandie)」へ毎日掲載したプロポ(語録)の中から、初期の1906年から1908年にかけての主な作品をテキストとして取り上げた。つまり我が国でアランといえば『幸福論』が有名で、既に10名以上の手によって各々の翻訳書が上梓されてきた。しかし私は、出来れば『幸福論』を書いたアランをあらゆる側面から理解したいと思った。殆ど毎日アランが書き続けた日々のプロポを読んで、アランは生涯何を求めていたのか、その謎も私は理解したいと思った。本書はアランのプロポ(語録)を翻訳しながら、アランの思想に啓発され、現代の我が国をアランなら如何に思考するかを表したものである。従って本書は、出来るだけ多くのプロポを忠実に読み、アランの言葉に沿って思考したエッセイの第Ⅱ巻であり、第51章から第100章までの50章を所収している。
(表紙の画像は、セーヌ川から見たエッフェル塔である。)

目次
本文1
五十一 ディアボロ遊び
五十二 学生は書くことです
五十三 戦争における平等
五十四 ルーレット
五十五 予測
五十六 旅と幸福
五十七 労働者の服
五十八 罪と罰
五十九 筆跡と性格
六十 ルーレットに勝つ方法
本文2
六十一 政教分離
六十二 日々の楽しみ
六十三 肉体の情熱
六十四 無政府主義者
六十五 夢と宗教
六十六 討論の意義
六十七 嘘つき
六十八 記憶力と知性
六十九 死を思考すること
七十 道
本文3
七十一 国民性
七十二 小猫の努力
七十三 挨拶
七十四 休息
七十五 電灯の明かり
七十六 中庸の徳
七十七 変わらないもの
七十八 物神崇拝
七十九 池の蛙
八十 離婚
本文4
八十一 真の歴史
八十二 王の力と富
八十三 軍隊と神と市民
八十四 結婚
八十五 ソクラテスの勇気
八十六 友人たちの正義
八十七 作家の自由
八十八 速い生活
八十九 十三日の金曜日
九十 もしフランスが病気なら
本文5
九十一 交霊術
九十二 本能と情念
九十三 金科玉条
九十四 回転テーブル
九十五 暦
九十六 役所
九十七 男女同権主義
九十八 偶然と運命
九十九 恋愛から友情へ
百 公開講座
奥付
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