建築家の檻 2

建築家の檻 2

状態 完成
最終更新日 2015年05月05日
ページ数 PDF:7ページ
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内容紹介

軍艦のような恐ろしげな社屋には、見張り塔。
丹下建設はいかにも怪しい雰囲気を発散していた。
しかも、色川さんの連絡ミスで、羽木務は、取材日を一日間違えていた。
脅えたような受付嬢の表情に、何とも嫌な予感が……。

かつて戦前戦中における満州の阿片人脈にも通じる
老いたゼネコン社長の自分史制作をサポートする
ことになったフリーライターの羽木務。
その会社は、小さな独裁国家のような息苦しさで、
本社社屋は「父親殺しの建築家」として、世間から葬り去られた鷲巣数光の設計による奇怪な迷宮であった。
取材を進めるうちに羽木は、丹下建設の贈収賄疑惑にも巻き込まれることになる。
 ――人間にとって、建築とは何か。
  主人公は、神と世界への疑惑を抱えた自称"グノーシス派"の建築家の作品に、奇妙に引き寄せられる。
創造とは、権力意志の変容としての"呪われた業"であり、すべての芸術は、悪しきデミウルゴスによる幻影、イリュージョンなのか。
「檻」であり、ミクロコスモスであり、自己探求と解放への装置でもある〈建築〉をめぐる純文学ミステリー。
 
過去の雑誌掲載作品『小説海越』(1998)に、一部手を入れて連載します。
(連載全17章/各章ごとに随時Up)

             Grasshouse/ 草原克芳

目次
そして、戦艦のような建物の中へ
奥付
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