福祉のひろば2015年2月号

福祉のひろば2015年2月号

販売価格:440円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2015年01月19日
ページ数 PDF:88ページ
内容紹介

特集 福祉の現場で長年働きつづけられた理由(わけ)
  ──申(しん)佳弥(かや)(28)が聞いてきました!

今号の特集では、福祉の現場で30年、40年と働いてきた先輩たちがなぜ働きつづけられたのか?ということに注目しました。
総合社会福祉研究所では、「社会福祉現場で働く二〇代職員の調査研究」をすすめています。若手職員のアンケート記入で多かったのは、「福祉の仕事自体はとても専門性が高く、やりがいを感じているけれど、働きつづけられる自信がない」というものです。理由は、低い賃金、労働環境、将来の見通しがもてないなど、いろいろあると思います。
今と先輩たちの時代の背景はちがいますが、人権を大切にしたいという思いや、利用者さんに救われたり、ともに成長できた経験など、いまに通じる共通点もたくさんありました。また、バリバリと仕事をし、雲のうえの存在のような先輩たちも、若いころはやめたいと思ったり、紆余曲折のうえに〝いま〟があることも知ることができました。
福祉の仕事が、働く人の思いに頼るだけでなく、生涯働きつづけられる「仕事」になってほしい、と強く思います。そして、先輩のおはなしをとおして、福祉の仕事が好きで、働きつづけたいと思っている若手職員さんが、「福祉現場で働きつづける自分」のイメージをもっていただけるとうれしいです。