庭でスイカ畑を営んでいるおばあさんのところに、ある日オオトカゲが遊びに来ました。おばあさんはこのトカゲのことをとても気に入って、毎日スイカを分けてやるようになりました。
ところが、スイカの味を占めてしまったトカゲは、だんだん少量のスイカでは我慢できなくなってきます。
そしてついにある晩、オオトカゲはおばあさんのスイカ畑に泥棒に入ったのでした。欲張ったトカゲは、そこで小さめのスイカを丸のみにしようとして喉をつまらせて死んでしまいます。
翌朝、いつものように庭に出たおばあさんは、前日まで何もなかった場所に巨大なスイカを発見しました。大喜びしたのも束の間、実はそのスイカにはある秘密が隠されていて……。
(原稿用紙約5枚)
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