切腹事始


著: 唐橋史

切腹事始

著:唐橋史
状態 完成
最終更新日 2014年11月17日
ページ数 PDF:2ページ
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内容紹介

 第21回文学フリマ(スペース№ア-34)で頒布する作品のお試し読みです。
 舞台は慶応四年、新政府軍が迫りつつある奥州街道の入口・棚倉藩。国学者としての将来を約束されながらも不遇の地位にある主人公・金沢兵馬は、手習いの教え子である子供たちからある日、こんな質問をされる。
「切腹とは何か?」
 迫り来る新政府軍という「近代」を前に、伝統とは何か、武士とは何か、そして生きるとは何か、アイデンティティを問う。
 表題作ほか、那須殺生石伝説を下敷きに、大乱の時代を強かに生きた女の生涯を描く『騙る女』収録。