第20回社会福祉研究交流集会inおおさか 誌面報告特集版
現場と研究者が一堂に会し、社会福祉の研究交流を行う社会福祉研究交流集会は、第20回の節目を迎えました。
集会事務局を担う総合社会福祉研究所のある大阪で開催され、大阪の社会福祉関係者が実行委員会をつくり、社会福祉再生の狼煙を上げようととりくみ、これまで二〇回の中でいちばん多い、六二五名が参加されました。
今月号は、本集会の様子を誌面で再現し、成果を報告します。
一日目は全体会です。
集会実行委員長・浜岡政好さん(佛教大学名誉教授、総合社会福祉研究所副理事長)は、今回の集会テーマである「生活を変える、福祉を変える、社会を変える ―― いのちと平和を守るために」に込めた、集会の位置と役割を挨拶で述べました。
これに先立つオープニングでは、岡大介さん(カンカラ三線)、「土曜日の天使達」(かがやき神戸ぐりぃと)が登場。会場が湧きました。
記念講演は孫崎享さん(元外務省国際情報局長)でした。
つづくリレートーク「平和と命を守るために」では、生活保護利用者、福祉現場で働く若者、保育を守る保育所保護者会活動・保育士のとりくみ、福島から大阪に避難された方の体験報告があり、コーディネーターは石川康宏さんでした。
二日目は、大好評だった二つのフィールドワーク(コリアタウン、釜が崎)と八つの分科会、社会福祉基礎講座、福祉のひろば井戸端会議と多彩な取組みが行われました。
多くの参加者から「集会全体がひとつの軸で貫かれている」との感想を頂きました。