夏一か月アメリカ・ワシントン州でホームステイ。そこで出会ったラナルド・マクドナルド物語。160数年前、インディアンの混血児が鎖国の日本で初めて日本人に英語を教えた。英語が先じゃない。初めに人ありき。そう思ったら涙が出た。私は、中学生と一緒に海を渡った大人の引率者。英語を学びに来たわけじゃない。心ひらいて、人生を学びに来たんだ。ことばは生きるため。目ひらき、耳ひらき、口ひらき、心ひらいて、人に出会うと、毛穴もひらいて、まるでお風呂上がりの気分。そしたらね、風を受けてシャラシャラと舞い踊るポプラの葉のように、わたしの中からことばがあふれ出した。他人はガラスの向こう側にいた。絵本作りや多言語活動、そして家族、失くしたものを探すように、居場所を求めて歩いた足跡。わたしでで良いんだと思えるための、セレモニー。
はじめに |
はじめに |
もくじ |
もくじ |
第1章 ちいさな冒険者 |
なぜ日本へ? |
心がうごく |
松浦 栄 |
第2章 旅のはじまり |
魂の散歩 |
ひらけない心 |
父のこと |
中学生時代 |
女子高校生 |
好きなこと |
無念夢想 |
第3章 多言語ワールド |
ふわふわ多言語ワールド |
じいちゃんちのお祭りみたい |
ホームステイ |
大人だって! |
元服式 |
安心感とくつろぎ感 |
赤ちゃんは天才 |
第4章 閉じてひらいて |
ワイルドなアメリカ |
なんで、アメリカ? |
アーユー シック? |
第5章 生きたことば |
ス、ス、スゥ・・・ |
英語、勉強にきたんじゃねぇ! |
第6章 ガラスのむこうに |
ガラスのむこうに |
絵本作り |
出るよ、出るよ |
手づくり絵本 |
ことばが生れる |
第7章 心ひらく |
音にあそぶ |
生きてることは、美しい |
心ひらく |
第8章 毛穴ひらく |
シャイじゃない |
間違いありあり |
一瞬一瞬 |
毛穴ひらく |
第9章 ロディオ |
オーマック・スタンピー |
ケナイ |
セレモ二― |
第10章 ハナひらく |
ハナひらく |
エスパニヨール |
タトゥ |
第11章 家族 |
トロイとジーナ |
家族 |
おわりに |
おわりに |
おまけ |
奥付 |
奥付 |