祈りと祝祭の場である野球場という聖地を巡礼者のごとくまわる旅。第1番は「平和台球場」です。 1996年の夏。 蝉時雨に促されながら時間をさかのぼるように球場の外周を巡っていたとき目に入った古びたスコアボード。それを見あげていると中西太が放った160メートル弾が頭上をよぎったようにおもった。 そこから連想はひろがり西鉄ライオンズの野武士たちが輝いていた昭和33年へ…
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