風庵・妖伝② 古き社の森に、鬼の棲む

風庵・妖伝② 古き社の森に、鬼の棲む

販売価格:110円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2012年02月13日
ページ数 PDF:6ページ
内容紹介

風庵老人は茶碗にみたした酒を、すいと一口啜った。
「宿の近く、小さな城下町のはずれに、古びた諏訪神社があってな。
その森に「しゅのばん」と云う化け物がしきりに出る。そんな噂が広がったことがあったというな。
「しゅのばん」とは、古くは「首の番」と書いたらしいのじゃが、定かなことではない。一説には、さらし首を見張る番をする下人に、首打たれた者達の恨みが乗り移って、鬼と化したとも言われているのだが、さて真かどうか・・・

目次
古き社の森に、鬼の棲む (会津)
* お諏訪の森
* 口切れ女地蔵
* 漆黒の闇
* 岡の上の茶店