状態 | 完成 |
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最終更新日 | 2014年05月12日 |
ページ数 | PDF:3ページ |
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【書き出し】
「男がひとり極楽門の前に立っている。 門は男の背丈のより少し大きいほどで、 そのくたびれ具合がどれほどの年月を佇んできたか物語っていた。雨風に叩かれ剥がされ見るも無残な木の支柱はまるで老婆の枯れた腕みたく、よれていて汚らしい。僅かに残る「極楽門」の文字が金の漆を纏ってわずかに建築物としての尊厳を保っていたが、まるで羞恥心そのものであった。この門がどうして建てられたかは知られていない」
昔書いた物を簡単に手直ししました。初めて書いた小説です。この頃は明治時代の文学に強い憧れを持っていましたので、少し堅苦しい言い回しを使っています。個人的には、好きなように書けたので満足なお話です。少し暗いですが 笑
4000文字もない短編ですので、よろしければご一読くださいませ。よろしくお願い致します。
一章 |
極楽門 |