ある日、会社に労働基準監督署の調査が入った。
サービス残業が発生しているという内部告発に基づいた調査であった。
社長から犯人捜しを命じられた管理部長の小島浩二が、犯人探しに奔走する。
社員たちに対する締め付けが厳しくなり、社内がギスギスし出す。
この状況に危機感を抱いた浩二が、一計を案じ、社員たちの結束を高めるための仕掛けを実行した。
やがて浩二は、内部告発の真実を知ることになった。
告発者は、思いもよらない人物であった。