いじめの方程式

いじめの方程式

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状態 完成
最終更新日 2014年09月10日
ページ数 PDF:137ページ
内容紹介

いじめ対策は、学校ゼロトレランス化推進派に利用されている。だまされてはいけない。
いじめは、管理では解決しない。
いじめは「制度」だからだ。
長年に渡って、ひた隠しにされてきた学校ジェノサイド構造の全容を、ここに公開する。

目次
はじめに
あとがき
参考文献
第一章 優生化教育
上下関係の力学
学校の中の国体構造
「国民の優生化」
集団生活イデオロギー
弱者淘汰の原則
不安装置としての障害児学級
劣等者を発見させる
逆淘汰のねじれ
第二章 いじめという「罰」
いじめる「規則」は社会の「期待」
絆の病理
リーダーへの同化
いじめ被害者の非人間化
和の全体主義
「仲間じゃない者」を罰する
いじめは「勇気の証明」
被害者が「問題児」
教師の妄想
童心主義の余罪
「俺も昔はワルだった」
許される「悪」を遊ぶ
「悪」を演じる意味
群れの目的は「狩り」
いじめを支える両親と教師
ハプニングの提供
偏見環境の共犯性
からかう心理
かみつきコミュニケーション
第三章 「隊」としてのクラス
クラス=「軍隊」
学校教育=戦争準備(暴力+団結)
厚生思想+スパルタ教育
「手を汚させる」教育
「幼さ」の投影嫌悪
強い者いじめ
キレる子ども=「怒り」の学習
ケンカ神話
ケンカ=序列学習
タフ観の変容
「強さ」=「強み」=「男気」
タフ=落ちこぼれ+反抗
強さの証明=暴力の品格
石をぶつける好意
努力主義の崩壊=実存する「個人」の否定
いじりコミュニケーション
いじめる「愛」
第四章 学校原理主義
生活施設化する学校
序列教育の原理
旧制高校神話という学校病理
歪んだ自治教育
生徒自治×同化競争=愚民教育
ムラ化するクラス
ギャラリーというランドスケープ
誰も無視しない「狂気」
「友達」から「組織」へと導く教育
「心のノート」による精神統制
オタク攻撃=団結学習
肉体の同一性妄想
隠されたザ・ウェーブ事件
目立つことの怖れ=透明化
透明ないじめ=意味の喪失
いじめは「安全」幻想の危険性
卒業後のいじめ被害者の運命
いじめと虐待の連鎖=学校後遺症
いじめ=アンバランス×同調圧力
いじめ防止=いじめ支援社会の放棄
奥付
奥付