いじめ対策は、学校ゼロトレランス化推進派に利用されている。だまされてはいけない。
いじめは、管理では解決しない。
いじめは「制度」だからだ。
長年に渡って、ひた隠しにされてきた学校ジェノサイド構造の全容を、ここに公開する。
はじめに |
あとがき |
参考文献 |
第一章 優生化教育 |
上下関係の力学 |
学校の中の国体構造 |
「国民の優生化」 |
集団生活イデオロギー |
弱者淘汰の原則 |
不安装置としての障害児学級 |
劣等者を発見させる |
逆淘汰のねじれ |
第二章 いじめという「罰」 |
いじめる「規則」は社会の「期待」 |
絆の病理 |
リーダーへの同化 |
いじめ被害者の非人間化 |
和の全体主義 |
「仲間じゃない者」を罰する |
いじめは「勇気の証明」 |
被害者が「問題児」 |
教師の妄想 |
童心主義の余罪 |
「俺も昔はワルだった」 |
許される「悪」を遊ぶ |
「悪」を演じる意味 |
群れの目的は「狩り」 |
いじめを支える両親と教師 |
ハプニングの提供 |
偏見環境の共犯性 |
からかう心理 |
かみつきコミュニケーション |
第三章 「隊」としてのクラス |
クラス=「軍隊」 |
学校教育=戦争準備(暴力+団結) |
厚生思想+スパルタ教育 |
「手を汚させる」教育 |
「幼さ」の投影嫌悪 |
強い者いじめ |
キレる子ども=「怒り」の学習 |
ケンカ神話 |
ケンカ=序列学習 |
タフ観の変容 |
「強さ」=「強み」=「男気」 |
タフ=落ちこぼれ+反抗 |
強さの証明=暴力の品格 |
石をぶつける好意 |
努力主義の崩壊=実存する「個人」の否定 |
いじりコミュニケーション |
いじめる「愛」 |
第四章 学校原理主義 |
生活施設化する学校 |
序列教育の原理 |
旧制高校神話という学校病理 |
歪んだ自治教育 |
生徒自治×同化競争=愚民教育 |
ムラ化するクラス |
ギャラリーというランドスケープ |
誰も無視しない「狂気」 |
「友達」から「組織」へと導く教育 |
「心のノート」による精神統制 |
オタク攻撃=団結学習 |
肉体の同一性妄想 |
隠されたザ・ウェーブ事件 |
目立つことの怖れ=透明化 |
透明ないじめ=意味の喪失 |
いじめは「安全」幻想の危険性 |
卒業後のいじめ被害者の運命 |
いじめと虐待の連鎖=学校後遺症 |
いじめ=アンバランス×同調圧力 |
いじめ防止=いじめ支援社会の放棄 |
奥付 |
奥付 |