美濃の国から、尾張織田信長正室と嫁して十四年。帰蝶は『濃姫』として生きる。
天と人と地の時、駿河から巨大な嵐が小国尾張を呑み込むべく巻き起こる。
上洛を決意した今川義元率いる三万の大軍が織田に迫る。
戦国乱世を実家を失っても、婚家の為に帰蝶は『濃姫』として、夫信長とともに自らの信念をかかげる。
| 31 天の時 桶狭間 |
| 32 星の孤児 |
| 33 天を目指す馬 |
| 34 冬 |
| 35 蝮の子 |
| 36 別れ |
| 37 新しい道 |
| 38 嵯峨野 |
| 39 堺 |
| 40 非情 |
| 41 朱い毛氈の上で |
| 42 孫六 |
| 43 清州同盟 |
| 44 岩室死す |
| 45 御台と御代 |
| 46 必要とされること |
| 47 軍師半兵衛 |
| 48 小牧から 美濃入城 |
| 49 岐阜の御方 |
| 50 命の長さ |
| 51 軍師の在り様とめいちこうしゅう |
| 52 変わらぬもの |
| 53 お館様への継承 |
| 54 如くあれ |
| 55 帰蝶 |
| 56 為すべきこと |
| 57 鍋 |
| 奥付 |
| 49 命の長さ |