戦国乱世、美濃の国盗りを成し遂げた斎藤道三の息女・帰蝶は、隣国の昨日まで敵であった尾張の織田信秀の嫡男、信長の元へ政略の道具として、輿入れする。歴史に記されなかった、その動向が残らなかったというだけで、近年、正室の座すら疑問視される「偽書」による側室の影に追いやられた、彼女の「そうであっただろう」人生を自由に、追体験できたらと思います。
自分の信念に忠実に、「何を成すべきか」常に問い続けて、父と夫の夢の実現に尽力した、美濃を織田信長へもたらした、天下布武の礎となった「濃姫」の一生を描けたらと思います。
(自作本は、完売のため、電子書籍として形を変えて再版致します)
| 1 旅立ち |
| 2 決心 |
| 3 婚礼前 |
| 4 うつけ殿 |
| 5 吉乃 |
| 6 三郎信長 |
| 7 少年 |
| 8 月夜 |
| 9 奥御殿 |
| 10 濃姫 |
| 11 和歌問答 |
| 12 馬と殿と小見の方 |
| 13 初花 |
| 14 喪失 |
| 15 蝮とその娘 |
| 16 勘十郎信勝(信行) |
| 17 正徳寺の夕べ |
| 18 長良川と再生 |
| 19 願い |
| 20 明日への章 |
| 21 決心 |
| 22 慟哭 |
| 23 生母は |
| 24 夢 |
| 25 馬と人 |
| 26 寵愛の意味 |
| 27 兄妹 |
| 28 津島天王祭 |
| 29 薙刀と扇子の覚悟 |
| 30 山が動く |
| 壱の章 帰蝶編 |
| 奥付 |
| 奥付 |