状態 | 完成 |
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最終更新日 | 2014年01月30日 |
ページ数 | PDF:3ページ |
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わたしが初めて「足ることを知る」という言葉の意味を認識したのは、水戸光圀公が竜安寺に寄進したと伝えられる一つの蹲踞(つくばい)であったかと思う。ふだんわたしたちが生きている日常とは、企業が「足ることを知らず」努力した結果、便利になった暮らしである。だが、その一方、恩恵を浴びるがごとく享受するわたしたちが、こうして頂いたぶんだけ努力しなければ、便利さに溺れて堕落の一途を辿ることになるだろう。今回はその警鐘の意をこめて、多少お説教じみたことを書かせていただいた。ご寛恕いただければ幸いである。