強行成立された特定秘密保護法の背後にある「日の丸ナチス」の構造と、「共同体」の美名のもとで、ちゃくちゃくと進む社会のファシズム化の脅威を明らかにする。
はじめに |
あとがき |
参考文献 |
第一章 「日の丸ナチス」の構造 |
拷問のできる国ニッポン |
戦後民主主義社会の「内なるナチス」 |
「イズム」としてのファシズム |
「ファシズム国家」ではなかった大日本帝国 |
希望は、戦争 |
共同体には自由がない |
「人間」であることの責任 |
ファシズムは「正義」の名で支配する |
存在を禁じる規則 |
差別による社会秩序 |
全体主義が約束する「自由の完成」 |
第二章 「家族」が日本を支配した |
国家は「家族」 |
同化ジェノサイド |
天皇マトリックス |
「家族国家」という宗教 |
天皇制の宇宙 |
近代を超克させる「清明心」 |
君民一体「家族」による家族破壊 |
隣組の恐怖 |
戦後社会に移植された家族制度 |
第三章 「嫌日保守」という社会病巣 |
「ニッポン」を笑え |
日本嫌いな戦後日本人 |
主体性なき幼児性 |
アプレゲールな「個人」 |
宗教への忌避感情 |
仏教ナルシシズムへの警戒 |
バカにされた「サムライ」性 |
禁句となった「ロマン主義」 |
無教養主義からポストモダンへ |
殺人の無意味化 |
嫌日保守のファシズム性 |
第四章 「学校ファシズム」再考 |
否定できない「学校ファシズム」 |
学校の中のナチズム |
いじめは学校教育の目的に合致する |
義務教育の「強制」 |
愚民化教育 |
暴力による連帯感 |
集団が悪に傾きやすい理由 |
奴隷化による主従序列 |
いじめの背後に潜む女性蔑視 |
東京オリンピックといじめの関係 |
第五章 民主主義ファシズム |
民主主義のファシズム化 |
放置自転車は「民意」 |
自由なき民主主義 |
民主化された悪意 |
自閉対策としての共同体政策 |
暴走する規則の排他性 |
人権の軽視は人命の無視 |
民主的「村八分」 |
フレンドリー・ファシズム |
生活世界の植民地化 |
孤独統制 |
性力格差と恋愛身分 |
感情汚染 |
第六章 サイレント・ジェノサイド |
文化的ジェノサイド環境 |
自殺と管理圧力 |
ジェノサイドの進行過程 |
不審者とは「誰」か? |
「声かけ」で管理する |
一般人に言論の自由はない |
小説化による感情管理 |
「悪」を生産する著作権問題 |
管理されている「知る権利」 |
心のジェノサイド |
自由なんて「もったいない」 |
裁判員制度は、公共リンチ学習 |
人格が育たないケア社会 |
感情管理社会 |
ヤバすぎる「ウルトラセブン第12話封印問題」 |
奥付 |
奥付 |