泣くな、閑六

泣くな、閑六

販売価格:110円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2014年01月11日
ページ数 PDF:100ページ
内容紹介

海部閑六は德島出身だが、岩倉具視の腹心の一人として、幕末から明治にかけて活躍した一人である。特に最後の切腹として知られる庚午事件に深く関わっていた。事件は淡路城代家老稲田家が分藩独立を目ざし、勤皇攘夷運動に奔走し、京ではその功績が認められ「淡路藩」などと囃されていた。それに異を唱える德島藩過激派が、稲田家の取り潰しに躍起となり、德島での稲田家の領地脇を襲撃すべく銃士隊を仕立て決起した。同時に洲本でもそれに呼応して蜂起した。
その結果、斬罪十名、流罪二十六名、禁固四十五名などと悲惨な結末を迎えている。
海部閑六も流罪を命じられた一人だが、恩賜の短刀まで貰った閑六がなぜ流罪となったのか不可思議なことであった。

目次
奥付
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