乳児期は、湿疹が起こりやすい時期です。
総称して乳児湿疹といいます。
軽症であれば保湿剤などで経過をみることもあると思いますが、基本的にはステロイド外用剤(+保湿剤)が治療となります。
しかしながら、一部の保護者は、ステロイド外用剤の使用をためらうようです。
確かに、これだけステロイドの誤った情報があふれている現代では、保護者の方が不安を覚えるのも無理はありません。
しかし、乳児湿疹が重症化しているときに、ステロイド外用剤を使わない治療・脱ステロイドは危険性を伴います。
なかには死亡例も報告されており、保護者は虐待をしたとして実刑判決が下されています。
この本を読み、ステロイド外用剤の治療の重要性を認識してください。
少しでも、被害を被る子供がいなくなることを願っています。
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