街づくりの主体性という観点から「人生のカジ取り」としました。
衰退している街や活気のない街の特徴は、そこに住む人や営業する人のマインドが、依存型になっていて自分たちの力で何とかしようという人が少ないということです。
たとえば、郊外に大型店ができたから自分たちの駅前商店街が衰退してしまったのだとか、あるいは、行政があまり補助金をつけないから活性化しないのだなどと言って、人のせい、環境のせいにしている傾向が強いように思います。
大型店に対抗するなら、商店街としては夜の8時、9時まで店を開けてサービスの質を高めればいいのに、そうしようとはせずに、早々と店を閉めてそして愚痴っているというようなケースです。そういう地域には、やはり同じような傾向の人が多く住んでいるように思います。
しかし、街の活性化は、そうやって原因を他人に求めても仕方がない、自分たちの力で何とかしようと決意し、立ちあがるところから始まります。
全国的に見て、街づくりに成功した例のほとんどは、そういうリーダーの自覚から始まっています。
こういう観点から、主体的な人生を生きようという意味で、「人生のカジ取り」としたわけです。
序章 タイトルの背景 |
第1章 人生のカジ取り |
街づくりと人の心 |
原因は自分にあり |
心の奥にある反対の理由 |
心の傾向性に気づく |
責任転嫁ではものごとは解決しない |
自己責任を腑に落とす |
波動は伝わる |
行動によって心を強くする |
行動主義 |
カジ取りの実力 |
教訓を他人のために使う |