「ダブル2」は2005年に出版された「ダブル」の続編ですが、全体の流れが分かるようにオリジナル版の内容もすべて含まれています。「僕」やその家族のその後、つまり「いま」の在りようを過去と見比べながら思索するためです。この間になにが変わって、なにが変わらずにそのままなのか。その理由はどこにあるのか。あれこれ思いをめぐらしながら写真を見つめ、事象や出来事を普遍化するための言葉を選びました。(筆者)
~以下、「ダブル」ブックレビューより~
「父さんは日本人。母さんはアメリカ人。だから、僕は日本人であり、アメリカ人なんだ。
ということは、つまり、僕は、そのどっちでもない」
…という文で始まるこの本は、テレビディレクターの飯村和彦さんが、妻と子ども達の日常生活の写真に、詩をつけたもの。写真が素晴らしいのは勿論、添えられている詩が絶妙にマッチして、にやりとさせられたり、ほろりとさせられたり。
父としての優しい眼差しが注がれていて、読み終わったあと、なんとも心温かな気分になれる。
このご夫婦の子育て観・鋭い視線でみた社会観がさりげなく表現されていて、考えさせれらることもしばしば。
国際結婚家族には勿論、是非多くの人に読んでもらいたい本。
【以上、とまぼうママさんのブックレビューより抜粋】
プロローグ~電子書籍版「ダブル2」によせて |
あとがき |
奥付 |