隣の席は初恋のマドンナ

隣の席は初恋のマドンナ

販売価格:100円 (税抜)
状態 完成
ページ数 PDF:37ページ
内容紹介

 ★PDFページ数(43P)★
 一九七五年の頃、石田俊介は新橋で業界紙の記者として働いていた。俊介は中央大学の二部学生。一年の時にすでに学生結婚をしていた。
 俊介は時々、中学時代の初恋の夏川理沙の夢を見る。席替えで横に座ることになってから、理沙が好きでたまらなかった。しかし、ある日から、変によそよそよそしくなったのである。三年生になる前の春休みの時、家族一緒に沖縄に越して行った。
 俊介は、それから抜け殻のようになって、失意の日々を送った。高校を卒業して小さな業界紙に入社した。そして、次の年には中央大学の英文科の二部に入った。そこで素朴な川口靖子と出逢い、婚姻届を一年生の冬に出した。俊介はこれで理沙という初恋の女性を失った喪失感から来る、無謀な性へのむさぼりから、解消されたかのように思えた。
 俊介が中央大学の三年生になった頃、近代農業社に入社してきた蛯原由里子に一瞬で心惹かれた。ある日を境に一線を越えた俊介と由里子は、愛し合うようになってしまったのである。その由里子に子供が出来たが俊介は無情にもそれを拒否、由里子は結局一人で病院へ行き、堕胎の手術を受けたのである。
 一方、中学時代、俊介に許婚がいる話を聞いて、ショックで寝込んだ夏川理沙は成人して『ひまわり写真店』を開業したが、偶然にも石田俊介のすぐ近くだった。そして、理沙は俊介と再会する。
 その頃、不倫関係だった由里子との別れ、靖子との離婚騒動が起こり、俊介は自業自得の苦しみの日々を送っていた。その中で、中学時代に抱いた理沙への無償の愛が、唯一の大事なものであるということに初めて気づいた。再会が俊介を救ったのである。理沙は「私の隣の席に来てくれてありがとう。心の奥底で私を愛しに来てくれてありがとう」と言う。
 俊介は中学2年の時、何故よそよそしくなったのか、恐る恐るりさに聞く。その時、中学時代に同級生がしくんだ策略に初めて気づいた・・・・・・。

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