飽食、過食、美食の結果、日本人は肥満となり、骨はもろく、内臓はおかしくなっていないだろうか。「丈夫で長持ちしたい」と本気で願うならば、飽食を避け、できるだけ粗食をすること、そして適当な運動をすることである。
| 第一章 腹八分の勧め |
| ●食環境の変化が及ぼす影響 |
| ●食事の三S主義というもの |
| ●食べられることの幸福 |
| ●腹八分の食事を守る |
| ●百歳長寿者の秘訣も腹八分 |
| ●食べることのプラスとマイナス |
| ●釈尊が説く横死する原因 |
| ●肉体は宇宙銀行の預金通帳 |
| ●満腹は不健康の元である |
| ●栄養過剰が人類を滅ぼす |
| 第二章 よく噛む効用 |
| ●食事をよく噛む大切さ |
| ●咀嚼は精神の営みである |
| ●一石三鳥の合理的食事法 |
| ●食事が人間形成に影響する |
| ●システムとしての咀嚼 |
| ●唾液は万能ホルモンである |
| ●知られていない唾液の働き |
| ●生命保存の巧妙な摂理 |
| ●口を通して宇宙の「気」を受ける |
| ●唾液と胃液の相関関係 |
| ●もう一つの胃の働き |
| ●腸の選択力の妙について |
| 第三章 体に適した食べ物 |
| ●正しい食物とは何か |
| ●血液の酸性化を防ぐ |
| ●旬の食べ物の価値 |
| ●人間にとっての新しい木の葉 |
| ●心で食べず、体で食べる |
| ●自然食愛用のための注意 |
| ●肉体には精妙な選択力が働く |
| ●もっと水を摂取しよう |
| ●水は噛むようにして飲むこと |
| ●大自然が与えた最大の活力源 |
| ●おいしい水の秘密について |
| ●飲料水との上手なかかわり方 |
| 第四章 食生活の工夫 |
| ●乳幼児の味覚と感覚について |
| ●子供と甘い食べ物 |
| ●よく噛み、よく運動する子に |
| ●老人の食の原理というもの |
| ●年寄りに勧めたい多種少量主義 |
| ●眠れぬ人の各種の工夫 |
| ●牛乳、ホウレンソウ、そば粉 |
| ●噛む食事法が解決する食糧問題 |
| ●世界的な食糧危機を考える |