| 状態 | 完成 |
|---|---|
| 最終更新日 | 2012年02月13日 |
| ページ数 | PDF:85ページ |
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国語において、言語表現活動を授業で行った場合、ほとんどが教師と子どもの1対1の活動になっている。しかし、『学び合い』授業では教室内のいたるところで活動がおこなわれ、有機的な表現活動で満たされることになる。言語活動の絶対量は『学び合い』授業のほうが圧倒的に多い。
本書では『学び合い』において、子どもたちがどのような活動をおこなっているのかを観察、分析し、記録することによって、『学び合い』の本質をみなさんに知ってもらいたいのだ。
国語教師にはグループ活動をすること自体に「ためらい」がある人が多くいる。「話し合わなかったら?」「活動しなかったら?」という不安から子ども同士のかかわりを持たせたくないのだ。しかし、本書を読んでもらえると、子ども同士の学習活動は教師の働きかけでおこなうものではなく、子どもたちが勝手におこなうものだということがわかるだろう。むしろ教師が働きかけることにより、どんどん子どもたちは活動から手を引いていく。
『学び合い』と「グループ活動」は同じものではないのだが、子ども同士のかかわりを授業の場で持ちたいと考えていらっしゃる教師には、先ほどの「不安」はたわいの無いことで、一歩踏み出せば「不安」は無くなり、教師の予想をはるかに超える子どもたちの学びが待っていることをお約束する。
| Ⅰ国語授業の現状~授業の中では関わり合わないという現状~ |
| 1.みなさんが受けた「国語の授業」 |
| 2.どうして国語教育が必要なのか? |
| 3.学んでないことはできない(学習者も教師も) |
| 4.本書について |
| Ⅱ作文共同編集 |
| 作文指導の難しさ |
| 意欲をなくさせる作文指導 |
| 書く場を提供する |
| 学び合う作文教室 |
| 1.学び合う作文教室 |
| 2.教師の関わり合い方~教師は関わらない~ |
| 学習者に責任を持たせる~①②③のアドバイスについて~ |
| 教師はアドバイスしない意味を考える~②のアドバイスについて~ |
| 教師は関わらない~④のアドバイスについて~ |
| 私語をどう取り扱うか~⑤⑥のアドバイスについて~ |
| 3.関わり合いの変化 |
| 会話のカテゴリーについて |
| じゃれあうと、活発になる |
| 初めからアドバイスなんかできない |
| 学習者のぼやきを消してはいけない |
| 仲が良くても活発に活動できない |
| 4.質の高い『学び合い』 |
| 自分の作品に満足する |
| 高度な内容の推敲までもおこなわれる |
| 教え込みは必要なのか? |
| 5.『学び合い』で表現が確定し、思い通りの表現に |
| 6.作文の質の変化 |
| 『学び合い』により作文の質が変化する |
| 『学び合い』の結果、高い評価を受ける |
| 7.良い作文とは? |
| Ⅲ学び合う音声表現学習 |
| 音声表現学習の問題点 |
| 音声表現学習では、ぜひ『学び合い』を |
| 1.学び合う群読活動~グループ学習導入のために~ |
| 声を合わせる「群読」活動 |
| 群読の実践記録 |
| 全く関わらない2つのグループ |
| A班の場合 |
| B班の場合 |
| 『学び合い』は子どもがおこなう |
| 2.プレゼンテーション~理解と表現~ |
| プレゼンテーション活動の導入 |
| 見事なプレゼンテーション力 |
| 3.模擬面接~他者意識の芽生えのきっかけ~ |
| スキルトレーニングをする国語の授業 |
| 生徒が行う模擬面接 |
| 学習者の動きと指導 |
| 「ふりかえり」より |
| Ⅳ朝の読書と『学び合い』 |
| 朝の読書と言語表現学習 |
| 朝の読書の4原則 |
| 朝の読書と『学び合い』 |
| 重要なのは「子どもの力を信じる」ということ |
| Ⅴおわりに |
| 子どもの力を信じる |