福祉のひろば 2012年10月号 【特集】認知症グループホーム(認知症対応型共同生活介護)

福祉のひろば 2012年10月号 【特集】認知症グループホーム(認知症対応型共同生活介護)

販売価格:440円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2013年05月20日
ページ数 PDF:88ページ
内容紹介

【特集】認知症グループホーム(認知症対応型共同生活介護)

暮らし続けてきたこの街で、介護が必要になっても暮らし続けていきたい──。特別ぜいたくな願いや要求ではないはずなのに、高齢になった、認知症になった、障害がある、そのことでこの街に住み続けられない。施設づくりの運動は常に、今までの暮らしと離れた生活施設づくりではなかったし、今までの暮らしの延長線上に、その人と家族、社会福祉関係者が、住み続けられる街をめざして、その中で問題や課題を整理し、克服し、発展し、実践してきました。 

そこに自治体や社会福祉協議会が加わる時もあります。特別養護老人ホーム等のような一定規模の施設はつくれなくても、グループホームならと、少人数で暮らしの場に近い場として受け止められ、希望の場として広がりました。しかしその位置づけは、介護施設と居宅の狭間におかれ、経済優先の国の政策の中で、報酬は居宅におかれ、自己負担がかかる仕組みにされました。希望の場が、自己負担によって遠ざけられましたが、それでも根強い願いがありました。

今回の特集では、暮らし続けてきた街で暮らし続けていくこととは何か、関係性の継続保障とは何か、そして、その実践の一つとしてのグループホームでの専門性とは何かを探ります。