福祉のひろば 2011年1月号 【特集】生活保障の視点から買い物難民問題を考える

福祉のひろば 2011年1月号 【特集】生活保障の視点から買い物難民問題を考える

販売価格:440円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2013年05月18日
ページ数 PDF:79ページ
内容紹介

生活保障の視点から買い物難民問題を考える

杉田聡さんの著書をきっかけに「買い物難民」という言葉が一般的になり、経済産業省が推計するだけでも全国で600万人の方々が買い物に何らかの困難を抱えていて、まさに今日の生活問題の一形態として、国も何らかの手だてを講ずることを迫られています。

そこで、総合社会福祉研究所では、福祉のひろば新年号企画を進めるために2回の研究会を開催し準備を行ってきました。本特集は、編集部による取材・依頼原稿と投稿原稿とで構成されています。

まず、巻頭は、田中彰さん(槻ノ木荘)による、別名「おばあちゃんの原宿」と呼ばれ、多くの方に愛されている東京・巣鴨地蔵通商店街の取材原稿です。この商店街の特徴は、とにかく「お年寄りや弱い人たちに優しい」ことです。

福井県民生活協同組合の移動店舗事業「ハーツ便」は、谷口純子さん(なかよしすみれ保育園)による取材原稿です。「ハーツ便」は、2009年10月からスタートし、一週間に2000人以上の組合員さんが利用されています。

増田利治さん(NPO法人とらい・あんぐる)は、都市部(大阪市)における買い物弱者の実態について、その原因と解決の道筋を紹介しています。

菊本隆博さん(京都府社協)は、伊根町社協が過疎地において身近なスーパーマーケットと連携して実施する「買い物ツアー」の取り組みを紹介しています。

山田千尋さん(高鷲学園)は、身近な商店に暮らしを支えてもらっているという思いから、大手スーパーには出来ない小さなお店の良さを紹介しています。

また海外での様子として、ボストン在住の吉田穂波さんは、生活者として買い物体験について、カナダ・バンクーバー在住の大河内南穂子さんは、買い物支援に取り組むボランティア団体の取り組みを紹介しています。