状態 | 完成 |
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最終更新日 | 2013年05月18日 |
ページ数 | PDF:79ページ |
【特集】地域から問う高齢者介護の願いと現実
介護保険制度が始まって早10年がたちました。介護問題は一層深刻化するばかりで、介護殺人事件も後を絶ちません。9月号では、地域で高齢者を支えているいろんな取り組みを紹介し、今求められている高齢者介護とは何かを介護者の声、そして介護事業所の実践を通して明らかにしています。
「必要な介護は、生活のなかにあるはず」(藤原るかさん)
訪問介護は、同居家族がいると生活援助が受けられないなど、非常に使いづらい運用がなされています。ホームヘルパーの藤原さんは、利用者の方の生の声を代弁して、生活に根ざした介護の社会化の実現を訴えています。
「大阪から山形へ、遠距離高齢者介護を体験して」(播本裕子さん)
本誌編集室員でもある播本さんが遠く山形に住む、母親の介護の体験記を詳しく書いています。遠距離介護は、経済的にも体力的にも負担が多く、限界を感じながら、制度とボランタリーな支えによって、介護を続けておられます。
「小さくても輝く、小規模デイサービスセンター『たいさんぼく』の実践」
和歌山の小規模デイサービスセンターたいさんぼくの取材記事です。ここでは、職員も利用者も一人一人の顔が見える実践を行っています。
「川崎・コスモスの家版 人口1万人『三田地域包括支援センター』をめざして」(渡辺ひろみさん)
コスモスの家は、主婦のボランティア活動からはじまりました。地域の皆さんに支えられながら長年の実績と幅広いネットワークを活かして、介護保険事業、介護保険外の事業を展開しておられます。
「高齢者の居場所づくりとしてのふれあいデイハウス NPO法人ほがらか」
大東市の委託事業であるふれあいデイハウスほがらかを取材しました。ほがらかでは、利用者の自主性を尊重した、運営を行っていて、窮屈なメニューは一切ありません。