福祉のひろば 2010年7月号 【特集】地域に根をはる福祉専門学校――ゲゲゲの女房のふるさと島根県安来市の島根総合福祉専門学校を訪ねて

福祉のひろば 2010年7月号 【特集】地域に根をはる福祉専門学校――ゲゲゲの女房のふるさと島根県安来市の島根総合福祉専門学校を訪ねて

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最終更新日 2013年05月18日
ページ数 PDF:78ページ
内容紹介

【特集】地域に根をはる福祉専門学校――ゲゲゲの女房のふるさと島根県安来市の島根総合福祉専門学校を訪ねて――

去る4月27日、島根県東部の安来市にある学校法人広瀬学園島根総合福祉専門学校を訪ねました。1997年に旧広瀬町の町立の福祉専門学校として誕生し、その後民営化し、開設当初は介護福祉士科単科だったのを2004年からは児童福祉科も併設しました。今回の特集では、地方にある福祉専門学校が地域住民の生活、行政、福祉関係者とのネットワークを培いながら学校運営を行う姿、教員たちと学生たちの生活や希望、そして実習や学習の中で体験した「人として生きる」ことに向き合うことへのこだわりや思い、利用者からの感謝の言葉の重みの受け止めなどを特集で発信しています。

取材した島根総合福祉専門学校の特徴は一言で言えば、地元の人材は、地元で育てる、そういった実践をされていることです。

卒業生の9割が、地元に定着し、中には小規模多機能施設を自ら開設するなど積極的に活躍されています。

介護福祉士養成のカリキュラムが大きく改定されても、改定以前から独自に必要な講義を上乗せして、利用者の生活を丸ごと捉える、即戦力の人材を養成してきました。

一学年30名という少人数の顔の見える教育を行っているのも特徴的で、自分たちで考え、自分たちで答えを見つけていく質の高い授業を行っています。

多くの卒業生が、福祉の専門職としてなお一層活躍されることを期待しています。

●「食と暮らしのシリーズ まちの酒屋さんが語る『営業と暮らし』」は、大型店が幅をきかす中で、小売店がどのような影響を受けているのか。小規模小売店の再生の道はどこにあるのか、課題は何かを取材を通じて明らかにしています。

●「生活保護の有期化で受給者を追いつめないで-ある生活保護母子家庭を訪ねて-」は数年前に全国知事会が提起し、また平松大阪市長が提言した生活保護の有期化について、生活保護受給者の取材から問題性を明らかにしています。