福祉のひろば 2009年10月号 【特集】高校就学は自己責任か?―子どもの貧困(Ⅲ)

福祉のひろば 2009年10月号 【特集】高校就学は自己責任か?―子どもの貧困(Ⅲ)

販売価格:440円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2013年05月18日
ページ数 PDF:78ページ
内容紹介

【特集】高校就学は自己責任か?―子どもの貧困(Ⅲ)

これまで小誌では「子どもの貧困」問題を08年10月号、09年5月号で特集として取り上げました。今回は10代の青年期の特に教育・就学をめぐる「貧困」問題を取り上げ、本来社会的にきちんと保障されるべき「学習権」が個人責任とされていることの問題点を指摘しました。そして、「子どもの貧困」問題解決の指標として、国際的な到達点である「子どもの権利条約」の重要を紹介しました。

*大阪の高校生に笑顔をください! 私たちの願いは、憲法・子どもの権利条約の実現」藤井美保さん。「今どきの高校生はこんな元気なの!」とうれしい驚きです。

*「定時制高校に通う生徒たちの“あて”と“ため”」小西順治さん。“教育と福祉の連携が現場で求められている”という指摘は、定時制高校生の置かれている厳しい現実をよりいっそう浮き彫りにします。

*「障害児生活施設の子どもたち―進路・進学事例を含めて」鷲尾吉久さん。子どもの生活をより豊かにするため、知的障害児施設から地域の幼稚園・小学校へ通う子がいます。しかし、公立の工業高校へ進学した子の場合は少し事情が違いました……。

*「子どもの権利条約と子どもの貧困」松村忠臣さん。子どもの権利条約がなぜ制定されたのか。その核心部分は何か。日本の子どもたちの「貧困」状態を解決するためには、国連子どもの権利委員会が指摘している日本政府の対応の問題点を追及することが求められています。



*新しい政権が生まれました。これからの社会保障・社会福祉を国民目線で、憲法に沿って発展させていくには……。ひろばトーク(田代国次郎さん「10年先の新しい社会福祉未来を」)、フォーラム(吉本哲夫さん「あらたな障害者施策の展開」)、社会福祉ひろば(鍋谷州春さん「国民が主人公のほんまもんの社会保障立国への大きな一歩」)など連載でも取り上げています。みなさんのご意見もお寄せ下さい。