福祉のひろば 2009年1月号 【特集】福祉は若者にどう向き合えるか?

福祉のひろば 2009年1月号 【特集】福祉は若者にどう向き合えるか?

販売価格:440円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2013年05月18日
ページ数 PDF:78ページ
内容紹介

【特集】福祉は若者にどう向き合えるか?

小誌08年10月号では「子どもの貧困」を特集しましたが、10~20代前半の若者たちの格差・貧困問題はどうなっているのでしょうか。今回の特集では、定時制高校やネットカフェ難民支援の活動、イギリスの青年期の若者への政策や考え方も紹介し、福祉は若者にどう向き合うべきかを一緒に考えたいと思います。

◆「青年期(10代後半)の若者へのイギリスの政策動向から学ぶ」(木戸利秋さん)

イギリスでは、かつての保守党政権の下で貧困と社会的排除の拡大と格差が大きな社会問題となりました。その後の労働党政権は、青年のニート(就業、就学、職業訓練のいずれもしていない人)問題や、一般児童との教育格差が著しい養護児童に対して、新たな政策的対応を進めています。教育だけでなく、総合的な青年期の政策の見直しが求められています。

◆「ネットカフェ生活者の実状を通して見える、福祉と労働の現実」(沖野充彦さん)

大阪で日雇労働者・野宿者支援をしているNPOが、2007年にネットカフェ生活者等への調査に取り組みました。その結果からは、不安定就労と住居喪失の一体化、野宿者とネットカフェ生活者の境界がないこと、低学歴と貧困の世代間連鎖などが浮き彫りになりました。ネットカフェ生活者や若年ホームレスの問題への手厚い対策が緊急に必要です。

◆座談会「定時制高校はいま」(1)

かつては勤労学生が主だった定時制高校では今、不登校や経済的問題を抱える生徒たちが多くなっています。しかも中退者が多く、その背景には生活の不安定さや「自己責任」「競争原理」を前面に押しつける教育政策の問題があります。生徒たちと日々向き合う現役定時制教員の姿から、教育の場からの福祉を考えます。