福祉のひろば 2008年12月号 【特集】“認知症”の人にもやさしいまちをめざす

福祉のひろば 2008年12月号 【特集】“認知症”の人にもやさしいまちをめざす

販売価格:440円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2013年05月18日
ページ数 PDF:78ページ
内容紹介

【特集】“認知症”の人にもやさしいまちをめざす

誰にでも必ず老いがおとずれ、そして認知症は若年者を含め身近なものになっています。認知症という言葉を聞くと不安や家族の介護負担のことがまず頭に思い浮かぶのではないでしょうか。今回の特集は、認知症の人と家族が当たり前の生活を送ることが出来るよう福祉現場のあり方や、地域ネットワークの構築に向けての実践や課題を明らかにしています。

◆認知症のお年寄りと家族を地域で支える「ご近所応援団」~「宅老所よりあい」下村恵美子さんに聞く~は、本誌「よりあっておりあって」連載者へのインタビューです。宅老所よりあいは、高齢者と家族がどんな困難を抱え、何を必要としているかを援助の出発点として無認可でスタートし、その後介護保険の指定も受けて通所事業を展開されてきました。たとえ認知症になっても家族、近所の方々と仲良く一緒に暮らし続けられることを基本に支援を進めています。今回は、「徘徊」という一人の方の困り事から地域を活性化させ、認知症のお年寄りを支えるネットワーク(ご近所応援団)の実践を紹介しました。

◆石橋典子さん(出雲市・白枝内科クリニック)「当事者の視点から学ぶ認知症-『仕舞』としての呆け-」は認知症を患いながらも堂々と自分らしく生きる人たちの手記を紹介し、認知症になっても何らかの補助具・ケアがあれば自分らしい生き方が出来るとしています。

その他特集では、認知症サポーター養成1,000人をめざすとりくみや、先日認知症の人と家族の会が奈良で開催した全国交流集会の概要を紹介しています。