福祉のひろば 2008年10月号 【特集】「子どもの貧困」に向き合って―容認できない子ども時代の不平等、不公正の実態と解消のために

福祉のひろば 2008年10月号 【特集】「子どもの貧困」に向き合って―容認できない子ども時代の不平等、不公正の実態と解消のために

販売価格:440円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2013年05月18日
ページ数 PDF:78ページ
内容紹介

【特集】「子どもの貧困」に向き合って―容認できない子ども時代の不平等、不公正の実態と解消のために―

国民生活の格差拡大・貧困問題が深刻になる中、家庭で十分な養育が受けられなかったり、教育を受ける機会や病気・けがで治療を受ける機会が奪われてしまうなど、すでに人生のスタートラインで大きな格差に直面し、貧困のために未来への夢を描けない子どもたちが、今の日本にたくさんいます。「子どもの貧困」は社会問題であり、子どもを権利の主体者としてとらえ、その権利が侵害されている実態を明らかにし、どのような社会的対応が必要なのかを検討することは緊急の課題です。

総合社会福祉研究所では先日、「子どもの貧困」をテーマにした市民講座を開催しました。乳児院、児童養護施設、児童相談所、保育所、学校、医療機関からの報告では、「子どもの貧困」の実態とそれに対する福祉・医療・教育の専門職の取り組み、今後の課題などが明らかになりました。また、札幌学院大学教授の松本伊智朗さんは、「子どもの貧困」に注目し、それをめぐる論点をわかりやすく整理して講演されました。本誌10月号は、それらの内容をもとに特集を組みました。

子どもの笑顔がキラキラと輝くことを願うたくさんの方にぜひお読みいただきたいと思います。

◆福祉・教育・医療など広く社会的な努力でしあわせ平等の実現を 丹波史紀さん
◆子どもの貧困に向き合って―実態と実践報告
◆子どもの視点から貧困の再発見を―子どもの貧困をめぐる論点 松本伊智朗さん

目次
奥付