足るを知る


著: DEP

足るを知る

著:DEP
販売価格:220円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2013年05月13日
ページ数 PDF:32ページ
内容紹介

昭和四十(一九六五)年までの日本にはムラの生活共同体が機能していた。そこでは各家庭でなんらかの自給自足が行われ、その過不足を補う贈答の習慣があり、ムラとしての共同作業があり、結(ユイ)という助け合いが行われていた。例えば、田植えを手伝ってもらうと田植えをして返した。これを結借り、結返しといった。  
 「マオじいの結」は年寄の伝承共同体である。年寄には齢も寄るが、次代に伝えるべきことも寄る。いま、多くの年寄は次代への伝承を忘れている。生かされている限り年寄は己に寄っている次代への伝承をし続ける役割がある。「マオじいの結」シリーズは年寄の伝承共同体を期待している。