状態 | 完成 |
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最終更新日 | 2013年04月15日 |
ページ数 | PDF:20ページ |
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私は双極性障害という病気があった。それでも、どうにか大学を卒業し、小さな旅行会社に勤めた。半年後、「君はこの仕事に向いていない」と辞めさせられた。で、眠れなくなって、訪れた田中病院に無理やり入院させられてしまう。この病院では患者の人権は認められていなかった。それなのに、私は他の病院に行くこともせず、20代を、この病院に入院したり退院したりを繰り返した。精神病院での人権侵害。
私は教師になり、そこで生徒たちのガヤガヤおしゃべりを止められず、悩んで、また病気になってしまう。そして担当の谷川医師に教師を辞めるよう説得された。仕方なく、退職し、結婚した。
ある日、「働きたい」と言ったら、母が病院にかけこんだ。お前は興奮していると。また、入院。今度は、私は谷川医師に恋しており、彼も私を愛していると言った。だが、不適切な治療ばかり続く。無意識のうちに医師は私を夫の許に帰したくないらしかった。大量の薬を飲まされ、電気ショックまでかけられ、私はどんどん悪くなっていった。そして……。
(1)実社会に出て |
(2)田中病院 |
(3)荒れた学校 |
(4)谷川先生 |
(5)昭和54年春 |
(6)だんだん悪くなる…… |
(7)愛 |