作者は子どものころ、北陸の山間部にある大きな河が町の西側を流れる盆地に住んでいた。 この短編集は、いまから五十年前後前の作者の実体験をもとに書かれたフィクションで、記憶の混乱、錯乱、思いこみ、妄想などがそのまま織りこまれている。しかし読者にはどこまでが事実で、どこまでが妄想なのか、判別することは難しいだろう。作者にすらそれは難しいのだから。 「七つの話」のほかに「ふたつの夢」「記憶が光速を超えるとき」も採録してある。
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