とある、盗賊団の頭領。
彼は、セイクリッド王国のとある町で、貴族として生まれた。
彼は、幼いときに母親を亡くした。
彼は、少年のときに、父親の再婚相手と恋に落ちた。
ある日、養母が死んだ。
病死―と言われたが、納得が出来ず、自暴自棄になった彼は、隣の国の悪名高い盗賊ギルドに入り、暗躍を繰り返した。
目的もなく、滅茶苦茶なギルドでの生活。
正義も悪もなく、破壊と略奪を繰り返す日々。
何もかも、終わってもいい―
そう思っていたとき、彼は、初代「黒烏盗賊団」の頭領に拾われた。
そこでの生活をしているうちに、彼は少しづつ、人間の暖かさを思い出した。
そして、自分のために―盗賊を続けていくことを決意した。
「黒烏盗賊団」。
これは、二代目頭領・ネオス=レイヴンと、その仲間たちの物語である―。
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第一章 |
第二章 |
第三章 |
最終章 |
奥付 |
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