少年のころ、養い親にあたるその人と、二人で旅をしていた。街道脇で野宿をしたある夜、焚き火を見つめながら、養父は静かな声音で語り始めた。はるかな西南の地にある鳥たちの楽園と、そこに棲む、人語を話す鳥について。
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