状態 | 完成 |
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最終更新日 | 2012年02月13日 |
ページ数 | PDF:32ページ |
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中川は梅雨が嫌いだった。姉が死んだのが梅雨だったからだ。だから、梅雨になると気分も沈みがちになる。そのせいか毎夜、同じ夢を見る。
夢の中で中川は、まだ彼が存在していない世界に迷い込む。そこで彼は影法師に出会い、幻泡遊人となった。「確か」という言葉が存在しない不可思議な世界を、二人は連れだって歩きだす。