エク経典


著: 龍虫

エク経典

著:龍虫
販売価格:3,300円 (税込)
状態 執筆中
最終更新日 2013年02月27日
ページ数 PDF:31ページ
内容紹介

一凡夫、声高々と言説宣言したとて、久遠の無限の法は分別心の表裏の裏をとって、 かわすのである。法とは一瞬であるが風を感じるように余韻を感じることがある。 そこに連なっている何かを見ることは愚かなことだろうか?梵行奇行の末に求めていたものが歪曲された形で実現するように、前世の因縁によって現れ来る、 夢見が実現したところで、本源的に私は何も変わらない。 では風を感じた後、人はそこに何を見たいのだろうか?それは、宗教を信仰することでもなく、働くということでもない。ただ素晴らしい景色を永遠に歓喜したまま見ていたいのである。しかしそれは世界としてではなく情景としてであり、一つの「私」というものに執着すること、一つの肉体に執着することでは、このこれを書き記す者は納得しないのである。つまり風景の無限性とともに感じる郷愁の持続性、それに加え、エク(無限の心の人格化)。エク経典とはこのような経緯から書かれた。