フランス国中が猛暑にうだったあの夏、
私は一人家を逃げ出し
精神病棟に隔離されました。
90日間におよぶ病棟生活の記録です。
プロローグ |
前兆 |
カウントダウン |
想定外 |
第一章 逃避 |
1‐1 炸裂 |
1‐2 サイレンの光の中で |
1‐3 夢と現実のはざま |
1‐4 あの日・・・・・ |
1‐5 あの日・・・・・2 |
1‐6 あの日・・・・・3 |
1‐7 あの日・・・・・4 |
1‐8 あの日・・・・・5 |
1‐9 夜の闇のむこうへ |
第二章 籠の中の鳥 |
2‐1 真夜中の来訪者 |
2‐2 710号室 |
2‐3 鍵 |
2‐4 新入り |
2‐5 澄んだ瞳の少女 |
2‐6 ドクター・バルダン |
2‐7 体が狂喜していた |
2‐8 外界 |
2‐9 治外法権 |
2‐10 鎮魂歌 |
第三章 苦しみの人々 |
3‐1 セシル |
3‐2 スポーツクラブ |
3‐3 告白 |
3‐4 奈落の底 |
3‐5 ばらばらのパズル |
3‐6 あの時あの場所にいた人 |
3‐7 自己との闘い |
3‐8 苦しみの人々 |
3‐9 沖へ、沖へ・・・ |
第四章 ひとりだちへ |
4‐1 バカンス村 |
4‐2 覚悟 |
4‐3 苦肉の策 |
4‐4 ひとりだち |
4‐5 ソシアルワーカー |
4‐6 生活保護 |
4‐7 週末の憂鬱 |
4‐8 やさしの森通り21番地 |
4‐9 ゼロからの出発 |
第五章 会いたい |
5‐1 第一報 |
5‐2 義母の動揺 |
5‐3 親族会議 |
5‐4 根回し |
5‐5 ガエルの押し |
5‐6 友の電話 |
5‐7 会いたい |
5‐8 接点 |
5‐9 手紙 |
5‐10 おまもり |
5‐11 身支度 |
5‐12 マニキュア |
第六章 別離の通告 |
6‐1 同じ穴の狢 |
6‐2 混沌 |
6‐3 独房 |
6‐4 夢のまた夢 |
6‐5 廃人 |
6‐6 別離の通告 |
6‐7 プライド |
6‐8 対面 |
6‐9 予期せぬ宣告 |
6‐10 豹変する男 |
6‐11 工作 |
6‐12 覚え書き |
第七章 ソリダリティー |
7‐1 ケリーの忠告 |
7‐2 取り戻す |
7‐3 敵陣へ |
7‐4 宣言 |
7‐5 濁流 |
7‐6 アイロニー |
7‐7 弁護士を探す |
7‐8 人から人へ |
7‐9 提出されていた離婚裁判申請 |
7‐10 過酷な話し合い |
7‐11 混乱 |
7‐12 ソリダリティー |
第八章 戦いの準備 |
8‐1 再会 |
8‐2 皮肉なめぐりあわせ |
8‐3 食うか食われるか |
8‐4 無知 |
8‐5 とまどいとジレンマと |
8‐6 底なし沼に落ちないために |
8‐7 羽ばたく赤い鳥 |
8‐8 不気味なうねり |
8‐9 ティファニーの証言書 |
8‐10 『自分の家』 |
8‐11 前日 |
第九章 決起 ~ 籠の外へ |
9‐1 事情聴取 |
9‐2 手落ち |
9‐3 二度目 |
9‐4 急がねば |
9‐5 忘れていた人 |
9‐6 脱出の実現へ |
9‐7 なにもしてやれない |
9‐8 自分を非難する声 |
9‐9 もう 有耶無耶にはさせない |
9‐10 無意味な要求 |
9‐11 不安 |
9‐12 目の前の現実 |
9‐13 高い代償を払っても |
9‐14 一冊の本 |
9‐15 約束の証 |
9‐16 籠の外へ |
あとがき |
あとがき ~ 不完全なすべてのわたしたちへ |
奥付 |
奥付 |