あるところに児童施設出身の３人が集まった。１人は絶世のプロポーションと税理士資格を保持する美女。１人は己の嗅覚と胆力で世界を生き残ろうとする私立探偵、およびその弟分。この３人が金融界の資産家からある男を陥落させるように指令をうける。その男こそ、国際税務事務所を運営するテディだったのだが――。　【この小説は、実際に会計・税務の世界で国際的にご活躍されているＴさんにお話を伺って作成しました。小説そのものはフィクションですが、実際のＴさんのお話は長編小説が数冊書けるほどに波乱万丈で、この小説はとてもＴさんの人生にかないません。それでも、Ｔさんをモデルにこの小説を書かせて頂いた執筆時間は自分の宝物になりました。Ｔさん、ありがとうございました】